2007年01月29日

家族なき子の苦しみ/郷土愛

このblogの説明文に ある「ふるさとに誇りをを持って...」というのは この会の
公式文書にある文でして blog管理人の 書いた文で ありません。 
ここで 解説しておいた方が 右翼団体かなどと 誤解されないで すむので、
藤原正彦 さんの 「国家の品格」という本から 孫引きします。

...日本人の誇りうる情緒として 「懐かしさ」が ある。...この懐かしさという 
情緒は 私(藤原先生)の呼ぶ「四つの愛」の 基本に なる。
 四つの愛とは 何かというと まず 「家族愛」。それから 郷土愛 それから 
祖国愛です。この三つは しっかり 固まった後で 最後に 人類愛です。
順番を 間違えては いけません。家族愛の 延長が 郷土愛...

以上 孫引きおわり。

ここで 基本になる 家族愛から 遠く隔てられて 生きている子どもが います。
乳児院(2歳まで)と 児童養護施設(2-18歳)にいる子どもです。そして 
子どもは 自分で 訴える 能力も 機会も なく 代弁者も いません。
生後 2歳くらいまでに 親や 親に代わる特定の大人の 愛情を 充分うけられ
なかった子どもは その後 長い間 (成人しても) 愛着障碍 パーソナリティ障碍
 適応障害など と言われる 障害を 持ちます。
そういう障害が あるということが やっと 最近 日本で 認識された段階です。
専門の治療施設は 日本に ないです。
施設に 要保護児童の 90数%は いて のこり数%は 里親の ところへ 出ますが 
なにしろ 愛着障碍の 治療は 日本で できないのですから 子どもは なにが
なにやら わからない 苦しみを 経験します。施設に 留まる子どもも 同様です。
(幼時に 充分な 愛をうけて その後 施設へ 来る子どもも あるでしょうから、
施設に いる 子どもの すべてが こういう困難をもって いると 言うて いるのでは
 ないです)
年末になると 施設へ 「慰問」に 奉仕団体は 行って クリスマスプレゼントを
配ったり しますが 施設は たしかに 人手不足では あっても 金が なくて
 困っているわけでなく ああいう慰問は 年少者には ともかく 普通の 
子どもには 何の効用もないと 施設出身者は 言うておられます。

「非行」少年の 一部は この障害を かかえて いる子どもです。

インターネットが 普及して 都会の施設を出た人が 自分の体験を blogに 
書いてくれています。他に 子どもの頃の こういう体験を 聞く場は 
思い当たりません。子どもは 自分の 意見を 言う場も もちません。
そういうblogを たまに で 良いですから 見てください。
  


Posted by kfj at 13:44

2007年01月02日

除夜の鐘突・報告

今年の 岡山丁 時鐘堂 鐘突に 約600人が 来てくださいました。
例年より 多いのは 報道関係へ 写真いりで 告知を お願いしたお陰。 
それに 不景気で タダの鐘突に 人が 寄ったのかも 知れません。
参加者が 増えたため 丘の下の 路上 信号機の 近くに 駐車する車が 増えました。
来年は 博物館 地下 駐車場の入り口 広場と 博物館まえの 凹んだ所に 
駐車して ください。

後かたづけは 鐘突の 終わった 1時から始め 3時近く で いったん 終わり、
元旦 10時から再開、 3時まで と 夜7時から 10時まで 蝋燭いり竹筒の 搬出に 
雑賀さんが かかって くれました。
一品ずつ 一人が 持ち込み、後始末も 一品 ごとに 一人が 持ち出すように したら 
楽に いきますので 来年は 一人一品 で いきましょう。 竹筒は 数が 多いから 
一人で 搬出を その日に するのは シンドイです。
みなさん ありがとう ございました。

  


Posted by kfj at 20:16